12月の瞑想のテーマ

 今月の瞑想のテーマは、

 『自分だけの心の振り子』です。

 

 まるでダジャレのようなのですが、心はころころと転がるものです。

 

 昨日はあんな風に思っていたのに、今日はそんな風に思えなかったり。

 

昨日はあんなことは気にならなかったのに、今日はそんなことにもこだわってしまったり。

 

いろいろと迷っては転がるのです。 それでもよいのです。

 

迷うという字は、“シンニュウ”に“米”と書きますが、この場合の“米”は、四方八方に伸びている道の真ん中で、どっちに行こうか、どこに入ろうかと迷っている姿だとします。

 

何も形あるものだけが定まらないわけではなく、形のない心の方こそ定めがなく揺れ動くものだと言えます。

 

転がるものは、自然の法則として、下の方、低い方に転がりますが、心も転がると、どんどん下の方へ行きがちになってしまいますね。 

 

しかし、振り子が左右に揺れながらも中心に帰ろうとするように、心の中心にあるものをしっかりとつかんでおくとよいと思うのです。

 

心の振り子が、たとえば、仏さまの心であったり、友人のちょっとした言葉であったり、私たち僧侶の言葉であったり・・・。

 

自分だけの心の振り子を見つけてみましょうか。

 

~そっと後押し 今日の説法 -齊藤澄泉教導の言葉-より

 

以前紹介した書籍 『そっと後押し 今日の説法』 から選んでみました。

 

皆さんが行っているこのヨーガセラピーもまさにその振り子の中心(軸)になりますよね。

 

 

※聖句瞑想とは・・・

ラージャ・ヨーガの瞑想法のひとつで、ヨーガの智慧をもとに自分の心を観ていく、いわば心のアサナです。

この瞑想を行うことで、真の健康(健やかさ)を取り戻すことができます。

(シャンティMindでは、毎月第1週目の全てのヨーガセラピークラスで この瞑想を行います。)